こんにちは。スピーチ講師の森川じゅいちです。
朝礼スピーチでは何を話していいか悩みますよね?
さらに聞き手を惹きつけたいのであれば、話す時にあなたの感情を出すことが大事。
ポイントとなるのは喜怒哀楽です。
その中でも「喜」「楽」は聞いてるほうもうれしくなります。
独りよがりで単なる自慢話でなければ、スピーチとして話題にすれば成功するんです。
さあ、スピーチではうれしかったことを話してみましょう。
転職活動でも、面接官から「これまで仕事でうれしかったことは何ですか?」なんて聞かれることもあるんです。
朝礼スピーチでは「嬉しかったこと」を選べば成功体験を積むことができます。
最近嬉しかったことが朝礼スピーチネタになる
朝礼ネタには明るい話題がおすすめ
人間って贅沢なものでうれしかったことは当たり前のことになってすぐに頭から忘れてしまうんですよね。
逆にイヤなことは心にいつまでも残ってしまいますが・・・。
ですから、嬉しかったことをじっくりと思い返してみましょう。
どんな些細なことでも構いません。
たとえば、朝礼ネタの明るい話題は以下のようなことがあげられます。
- 「洋服の断捨離をやったら、ポケットから1000円札が出てきた」
- 「よく行くコンビニの店長は、いつも明るい声で応対してくれる」
- 「たまたま通りすがりの店でセールをやっていて、ずっと欲しかったモノを安くゲットできた」
- 「早起きして散歩したら雲海が見れて心が洗われた」
- 「いつも笑顔で接していたら友達から親切にされるようになった」
なーんて、このように日常生活でのちょっと嬉しかったことが記憶をたどっていくといくつかは出てくるはずです。
それらの思い出したことをA4の紙にどんどん書きでしてみましょう。
そうして書き出した項目を眺めていると、関連性のあるものがいくつか見つかるはず。
それらをつなぎ合わせれば、スピーチの文章になっていきます。
そして書き出しに「最近あった嬉しかったことについて話します」と書き、最後にあなたの感想(思い)を書き足せば、立派な1つのスピーチ原稿に仕上がってしまうんです。
いざ「0」から原稿を書こうと思うと気が重いですが、感じたことを箇条書きで書き出していけば自然にスピーチ原稿はできてきます。
ぜひ実際に試してみてください。
ココがポイント
嬉しかったことを箇条書きで出していこう
些細な成功体験の積み重ねが何よりも大事!
さらにじっくり思い返していくと、絶対に仕事のことになっていきます。
なんせ通勤時間を含めれば、1日の半分以上は仕事に関わってますからね。
当然嫌なことも思い出しますが、そのなかでもちょっと嬉しかったことが出てくるはずです。
これも先ほどのように紙を用意して、記憶をめぐらして思い出したことをどんどん書き出していきましょう。
例えば、
「エクセルの関数を1つ覚えた」
「同僚にパソコンのショートカットキーを教えたら喜ばれた」
「上司からありがとうと言われた」
「なんとか今日、契約が1つ取れた」
これらのことは、他人から見たら当たり前でちっちゃなことに思われるかもしれません。
でもそんなことは気にせずにどんどん嬉しかったことを書き出していきましょう。
あなたの思考も整理されてきて、何か月も前にあったことが書き出せるようになります。
すると気が付くはずです。
じつはこれってあなたの成功の道しるべを書き出しているんです!
仕事での細かい一個一個の嬉しかったことが数珠つなぎになって、成功へと導びかれています。
過去を振り返って初めて成功しているかがわかります。
例えば年間予算を達成できた営業マンは、小さなうれしい成功がいっぱい重なって、大きな目標をクリアしているんです。
一発のまぐれ当たりで数字を達成できたわけではありません。
このように仕事でうれしかったこと(=成功体験)は日頃から手帳にもどんどん書いていきましょう。
一年間続けて手帳に書けば、かなりの量になるでしょう。
たまったところでいったん見返してみるといいです。
それが成功の棚卸であり、次に取り上げる昇格面接や転職面接の対策になるんです!
もし面接で嬉しかったことを聞かれたら?
社内の昇格面接や転職面接では当然、「この人は成果を出せるかどうか?」「この仕事を任せられるか?」という目で見られます。
人間性はもちろん最重要視されますが、これまで仕事でどんなことをやってきたか?どんな成功体験を積んできたかかが判断材料にもなります。
ですから、これまで仕事を通して嬉しかったことをまとめ上げて話すことが、あなたの自己アピールになります。
毎日仕事を真面目にやってきたはずです。
その中での嬉しかったこと(成功体験)を思い返して書き出していきましょう。
意外にも書き出すことが多くなっていくはずです。
自分を過小評価してはいけません。
成功なんて自動化されて、日々当たり前になっているだけにすぎません。
何かしら誇れるスキルを身につけているはずなんです。
上司に言われた嬉しかった言葉は、今後の役に立つ
これから先働いていけば、あなたは管理職としてスキルアップしていくチャンスも出てきます。
そうすれば部下も持つことになります。
自分だけで仕事が完結していたものが、チームとしても人を率いていかねばならなくなります。
その時に、これまで上司に言われてうれしかったことを思い出してみましょう。
きっと何かは思い出せるはずです。
それが「ありがとね」のい一言でもいいんです。
言葉は人を支えることができます。
部下を「教育」するなんて大それたことは言いません。
まず上司は、ささいな言葉で部下を支えることで十分だと思うんです。
部下に考えて行動させなければ人は成長しません。
【まとめ】朝礼スピーチではあなたが嬉しかったことを話す
スピーチではうれしかったことを題材にして話してみましょう。
そうすれば聞き手もハッピーな気分になります。
また仕事ではうれしかったこと(成功体験)を積んでいきたいものです。
それがあなたのスキルアップと自信につながります。
今日も一日、一個の嬉しかったことを作りましょう。
そんな積み重ねが、のちのち大きな力になってきます。