スピーチでは「NGワードを使ってはいけない」と気になりますよね。
特におめでたい場=結婚式では、縁起の悪い言葉はタブーです。
しかし、NGワードのことばかりに気をとらわれてしまうとかえって話せなくなってしまいます。
ですから、まずは知識として知っておくだけでもいいのです。
今回の記事では、スピーチでどんな言葉に気をつけたらいいのか、また日頃の会話の中でも相手に使うべきではない言葉をご紹介します。
この記事に興味を持つ方は、言葉を大事にして自分の気持ちをうまく伝えたい人だと思います。
今回のポイント
結婚式でのNGワードを確認できる
男女別で注意すべきNGワードを確認できる
NGワードを一番気にするのは、結婚式でのスピーチ
結婚式での忌み言葉とは
インターネットでNGワードを調べると、必ず「忌み言葉(いみことば)」という単語が出てきます。
ウィキペディアによると「忌(い)みはばかって使用を避ける語」と書かれています。
結婚式においては、以下の言葉がそれにあたります。
婚礼「去る、切る、帰る、離れる、戻る、終わる」
引用元:ウィキペディア
友人のスピーチで思わず、「〇〇君、親元を離れて一人暮らしが長かったけど、それもやっと結婚されて終わりですね」なんて平気で言ってしまいそうですよね。
勢いでしゃべってしまうのであれば、その場はさらっと流れてあまり問題にはならないのですが、結婚式の参列者は、老若男女問わずいろんな人が来ています。
あとあと、あの人は社会人なのに常識的な言葉遣いもできない、なんてことになればとても損な思いをしますよね。
また忌み言葉の中には「重ね言葉」があります。
これは繰り返し言葉を重ねることで「再婚」の意味にもとれてしまうので、注意したに越したことはありません。
重ね言葉には、「しばしば」「いろいろ」「どんどん」「だんだん」「つくづく」など普段から当たり前のように使っているので、思わず口が滑ってしまいそうです。
結婚式でありがちな間違った言葉は、このように正そう
以下の表現についてもついつい言ってしまうNGワードです。
正しい言い回しに直して話しましょう。
そのためにも結婚式のスピーチは、いったんは原稿に書き下ろして事前にチェックしたほうがよさそうです。
- 「最後になりますが新郎新婦ならびにご両家の皆様おめでとうございます」
→「結びになりますが、新郎新婦ならびにご両家の皆様おめでとうございます」 - 「新郎とは入社式の時たまたま隣り合わせたのが縁で・・・」
→「新郎とは入社式の時に偶然隣り合わせたのが縁で・・・」 - 「新婦とは高校以来の付き合いで、あっという間に時が流れましたが、」
→「新婦とは高校以来の付き合いで、あっという間に時も経ったことと、」 - 「新郎は実家を出てだいぶ長いですが」
→「新郎は一人暮らしをして長くなりますが」
結婚式でのNGな話題
もうタブーな話題については大丈夫ですよね?
と言いたいところですが、お酒も入ってくるととんでもないことを話す人が出てくるものです。
私は、大学時代に結婚式場でアルバイトをしていたので、何百もの披露宴を間近で見てきました。
以下のような話題を平気でする人がいるので注意したいところです。
- 新郎の過去の女性について面白おかしく話す(全く面白くないし会場はドン引き)
- 主賓の上司が会社の話ばかりする(しかも決まって話が長い)
- 政治や政党の話になる(布教活動はやめてくれ)
- 子供の話題(特に女性が話しがち。出席者で子供のいないカップルにはつらい)
- 下ネタ(問答無用)
切れる・終わるという意味での「、」や「。」に気をつけるケースがある
結婚パーティでは、新郎新婦に向けてメッセージカードに記入することもあるでしょう。
その時は、「、」や「。」といった句読点は、あえて書かないでおきましょう。
句読点には「切れる」、「終わる」という意味があるので縁起を担ぐためにも使わないのが得策です。
「○○さん 今日はご結婚おめでとう おふたりとも末永く幸せにしてね」
という書き方にしてみましょう。
男性が言われてイヤなNGワード
女性のみなさん、男性には言われたくない言葉があります。
ゼクシィが行ったアンケート調査「男性には言ってはいけないNGワード」によると、結果は以下のような順位になっています。
”1位:キモチ悪い
2位:クサイ
3位:器が小さい、頼りにならない
4位:役立たず
5位:仕事ができない”
出典元:ゼクシィ
いずれの言葉も、もしも「身内以外」に言われたら、立ち直れないかもね・・・・。
男なんてしょせんナイーブで繊細な生き物なんです。
女性の読者の方、これを使って逆に悪用しないでくださいね。
男性を黙らせたいのなら、上記のワードを使えばとても簡単なのかもしれませんが・・・(汗)
女性が言われてイヤなNGワード
ここまでくると女性が男性に言われてイヤな言葉は何なのか気になります。
調べてみると以下のような言葉のようです。男性のみなさん気をつけましょうね。
・女なのに?
・若く見えるね
・(写真を見て)きれいに盛れてるね
・お母さんみたい
・(相手に共感した時)それな!
・俺の若い時は○○だった(過去の武勇伝を言う)
引用元:pcmax
これを見ると女性は自分の外観をどう思われているかにとても敏感です。
「若く見えるね」とか「きれいに盛れてるね」など、相手に良かれと思って外見をほめたつもりが、逆に上から目線のように思われてしまうので注意したいですね。
男性と女性では言われてイヤな言葉が、全く違うことに気づきます。
男性は内面を、女性は外面を否定されると傷つく傾向があるようです。
まとめ
今回はスピーチや会話で使ってはいけないNGワードについて触れてきました。
気を悪くする人が出ないためにも、最低のエチケットとして言葉遣いには気を配りたいところです。
また、相手との会話でもNGワードは使わないほうが無難です。
会話であっても聞き手がいる以上、それは双方向のコミュニケーション、すなわちスピーチに変わりありません。
ココがポイント