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スピーチのテクニック

【どれが正解?】スピーチ時の手の位置で困ったら読む記事

2022年7月27日

こんにちは。スピーチ講師の森川じゅいちです。

さて人前でスピーチをする時に、手の位置をどうしたらいいかって悩むことありますよね?

スピ―チしながら意外と気になるのが手の位置だったりするんです。

それは話し手だけでなく、聞き手から見ていてもその位置が気になったりしています。

ということで、今回のテーマは「あなたが緊張しないで話せる手のベストポジションはどこか?」、

そして「あなたの印象が良くなる手の位置は?」についてです。

さあこれを読んで適切な手の位置を覚え、あなたのスピーチのパフォーマンスをアップさせましょう!

スピーチ時に緊張しにくい手の位置4パターン

これから紹介する4つの手の位置が、スピーチをする際のベストポジションと言えるでしょう。

私自身の経験から「〇」、「◎」でそれを評価していますが、あくまでも個人の好みがありますのであなたに合った方法を取り入れてください。

両手を自然におろして話す→〇

最もポピュラーな手の位置は、両手を自然におろして体の横に添える方法です。

いわゆるこれが自然体。

力まずにこれができるのであればリラックスした良い手の位置といえます。

ただしスピーチをする時にはどうしても緊張がつきものです。

”気をつけ”の姿勢になってしまって手や肩に力が入ると、より一層体が硬くなるので注意しましょう。

緊張しいの人は、あえてやめておいた方がいいポジションになります。

胸に片手をあてて話す→〇

これは女性に多く見られる手の位置です。

女性がされる場合には向いていると言えるでしょう。

片手を胸にあてながら話すことは、聞き手にとても丁寧な印象を受けます。

イメージするなら、サッカー日本代表が試合前に片手を胸にあてて国歌斉唱する感じですが、男性がスピーチ中にずっとこれをしているとちょっと気持ち悪く感じるかもしれません。

なのでスピーチ中に時折ジェスチャーとして取り入れるのはいいでしょう。

おへその前で軽く両手を重ねる→◎

これは性別にかかわらず最もおすすめしたい手の位置です。

人前に立ってお辞儀をしたら、おへその下あたりで両手を軽く合わせます。

その時には左手で右手を軽く覆うようにかぶせてください。

日本人の90%は右手が利き腕です。

武器を持つのも右手。

ですから左手で右手を押さえるということで「わたしはあなたに危害を加えませんよ」という古来からの意思表示にもなります。

手の位置で困ったらコレ!

手を重ねる位置はなるべく下の方が落ち着きます。おへそより上で重ねると肩に力が入って体が硬くなりますので。

聞き手に手の平を見せる→◎

上記の3つの方法でスピーチしていると、どうしても話しながら体を使ってあなたの思いを表現したくなります。

そうです、手を使ってジェスチャーをしたくなるんです。

その時はどうするか?

両方の「手の平」を聞き手に向かってオープンにしてみましょう。

あなたの心の内をさらけ出すイメージです。

より一層スピーチの内容とあなたの思いが聞き手に伝わります。

ぜひ取り入れたい手の位置です。

スピーチ時に聞き手が不快になる手の位置とは

これまでいろんな人があなたの前でスピーチしたことを思い出してみてください。

以下のような手の位置で話していたのを思い出すことがあると思います。

聞き手にとっても印象が良くないので取り入れるのはやめておきましょう。

体の後ろで腕を組む→×

話す時に両手を体の後ろに組んで話をする人をしばしば見かけます。

手を後ろに回すことで胸が前に出て姿勢もよくなるので一見とてもいい方法に思えますが、この手の位置はNGです。

なぜか?

それは聞き手から見て偉そうな態度に見えるからです。

スピーチの基本は、聞き手に対して「謙虚さ」が必要です。

ですから強そうに見せる必要なんてありません。

これをやめるだけであなたの印象が良くなるのですぐに改善しましょう。

体の前で腕組みをする→×

人前で立ってスピーチする時にまさかこんな態度で臨む人はいないかもしれませんが、たまに年配の方に見受けられます。

これも論外です。

すぐに腕組するのをやめましょう。

会議などで話をする時にも腕組みをしたまま話す人がいますが、これも相手のことを拒絶する態度です。

人前で話をするのに役職なんて関係がありません。

逆に偉い人ほど印象を良くするために手の位置には気を使ったほうが効果的になります。

ポケットに手を入れて話す→×

ここまでくると笑うしかないですね。

いくらあなたが社長さんであってもやってはいけません。

ポケットに手を入れて話す男性心理には、カッコよく見せたいという気持ちのほかに、

  • 警戒心を抱いている
  • 自分に自信がない
  • 緊張している
  • 本心を話したくない

といった気持ちが隠されているのだとか!

演台を両手でもたれかかる→△

スピーチをする時に目の前に演台がある場合があります。

その台の上にはマイクスタンドが置いてあるイメージです。

そんな時、両手が空いているからと言って両手で演台をつかむように持っていませんか?

しかも台に体重をかけるように前傾姿勢でもたれかかっていませんか?

これもまた聞き手からは偉そうな印象を持たれるのでやめておいた方が無難です。

演台の上に両手をそっと置くのであればいいと思います。

マイクを持った時の手の位置はどうするの?

マイクは右手、左手どっちの手で持った方がいいんですか?とよく聞かれます。

私個人的には、利き手じゃないほうの手で持った方がスピーチはしやすいと思っています。

というのも右手(利き手)がフリーになれば、ジェスチャーもしやすいからです。

プレゼンであればメモをしたりレーザーポインターを使うのにも利き手を使えるととても便利。

男性でもたまにマイクを両手で持つ人が見受けられますが、これはやめておいた方が無難です。

マイクは必ず片手で持ちましょう。

そしてマイクを持っていない手は、だらんと自然体でいればいいです。

体の横にそっと添えるイメージでいいです。

緊張するとマイクを持つ手に力が入ります。なので逆の手は案外力が入らずリラックスできるのです。

まとめ

さて今回は、スピーチをする時「緊張しないで話せる手の位置はどこ?」、「あなたの話す印象が良くなる手の位置」について書いてきました。

手の位置で迷ったら、「おへその下あたりで両手を重ねる」がベストポジションといえます。

これがあなたの中でルーティン化してしまうと話すことに集中することができます。

聞き手からも印象が良くなるこの位置を取り入れないなんて考えられません。

今日から実践してみましょう。

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この記事を書いた人

森川じゅいち

大阪で創業44年続く「上六話し方教室」の
谷口政明代表に師事したのち、公認
インストラクターとして活動を始める。

スピーチコーチとして、あがり症の人がキャリアップできる話し方を個人向けに伝えています。

かくいう私もじつは高校まであがり症でした。

でも、とある方法を身につけ克服することができました。

スピーチはやり方次第で何とでも克服することが可能です。

 

現在、平日上場企業に勤務し土日はコーチとして働く起業家です。

この直近15年間で、のべ6,600人の前でのスピーチ、プレゼン、司会の実績があります。

スポーツをこよなく愛する55歳のおっさんで、私自身あがり症を克服しても、人見知りは今でもします。さびしがり屋で人は好きなのに時折一人になりたい性格です。(笑)

現在、企業向けや官公庁向けのセミナーを開催しております。

全国出張が可能です。

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