スピーチのテクニック

中学生が面白いスピーチネタをしたTV番組があった

2021年8月26日

先日、テレビ番組「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」を見ていたら、スピーチに役立つ面白いコーナーがあった。

それは先生と生徒、どちらのスピーチが全校生徒の前でウケるか?、という企画だった。

そもそも笑いを取るスピーチは高難易度であるが、「スピーチの構成を考えて原稿を作って、練習して本番を迎える姿」は、あがり症の人に参考になるので取り上げてみた。

リラックスして見れる番組なので、力を抜いてぜひそのYoutubeを楽しんで見てほしい。

芸人が考えたスピーチネタを見て、スピーチの克服方法を7つ学べる

茨城県私立水戸英宏中学校を舞台に1学期の終業式サプライズとして、「芸人の考えたネタを話してどちらがウケるか」というドッキリ企画。

進路指導の井上先生とサッカー部のキャプテンが全校生徒の前スピーチで行うというものだが、その台本はお笑い芸人ハライチの岩井とインパルス板倉がそれぞれ考えて勝負をした。

引用元:水戸英宏中学校ホームページ

番組では台本を考えてからスピーチ終了後までを放送していたが、以下のYoutubeではスピーチ部分の抜粋となる。

これを見ているだけでも面白いのでぜひご覧いただきたい。

2つの動画はいずれも5分以内なのですぐに見れるだろう。

まずは損路指導・井上先生の登場だ。

タイトルは「夏休みを迎えるにあたって実践して欲しいこと」

芸人・ハライチ「岩井」が考案したスピーチ

↓ぜひこのYoutube動画を見てほしい↓

【どっきりGP】進路指導の先生の話

先生のスピーチの”出だし”は緊張しているものの、途中の失恋した話になったあたりからエンジンがかかりはじめている。その失恋した相手が新垣結衣さんだと告白してウケたところから、緊張感もなくなって自分で話すペースを掴んできている。

「ガッキーとの結婚、ワンチャンない?」では生徒を巻き込んでノリに乗ってる。もはや誰も先生を止めることはできない。

他の先生方はテレビ番組の企画意図は知らされていないだけに、井上先生が事前に台本を渡された時はとても不安だったろう。

スピーチの最後に「夏休みはみんな勉強するように」のくだりでは、ドラマ「ドラゴン桜」の俳優・阿部寛になり切ってしゃべっている時の井上先生の表情に注目して欲しい。

完全に顔つきまで変わっている。

先生は人前で話すことが仕事だからこんなスピーチができたのだろうか?

芸人・インパルス「板倉」が考案したスピーチ

次はサッカー部キャプテン桜井君のスピーチだ。

タイトルは「この学校の変えたいところ」

引用元:全校集会 ドッキリ 【サプライズ】【生徒会長 生徒代表】【ドッキリGP】面白すぎたから見てほしいwww

桜井君は全校生徒の前で緊張しているにも関わらず、しかもまだ中学3年生だというのに堂々と物怖じすることなく話ができてiる。

とても素晴らしいと思う。

それを助けてくれているのは、聞き手に対して視覚に訴えかけるモノを事前準備しているところだ。

学校のポスターに始まり、Tシャツやクリアファイル、各種フリップが飛び出して用意周到ぶりが素晴らしい。

さすがはコント作りに慣れているインパルス板倉だ。お笑い芸人が作るネタだけあってオチもしっかりしている内容だった。

桜井くんは、サッカー部をまとめるキャプテンだからこんなスピーチができたのだろうか?

【まとめ】

この2人のスピーチが終わってから、岩井と板倉がそろってステージに登壇。番組企画のネタばらしをして学校一同盛り上がって終業式は終了している(これらのYoutubeは編集によってスピーチをする前後がカットされている)

よって2人のスピーチ、どちらがウケたかの勝敗はつけていない。

ここで言いたいのは、どちらのスピーチが面白かったのか優劣をつけるということではない。

一発本番の緊張するテレビ出演で、よくぞここまで観衆を巻き込んでスピーチを成功させたという点にある。

それには以下7つのポイントがある。これが話し方克服に役立ってくるのである。

  1. スピーチは原稿作りが命。お笑い芸人が作ったとはいえ、台本準備にはそれなりの時間をかけている
  2. 他人が作った原稿をしゃべるのはとても難しい。にもかかわらず、その内容は学校の状況をしっかりと話し込んだ上で作り上げてる
  3. 2人とも原稿をたまに見ているが、丸暗記はしていない
  4. 2人ともこのスピーチの練習には時間を費やした
  5. テレビカメラが回っており緊張はしているが、全校生徒に聞いてもらおうと意識が完全に聞き手に向いている
  6. フリップや小物等、視覚に訴えるグッズがスピーチを助ける
  7. スピーチ中、聞き手も笑って聞いているが、スピーチする当の本人が楽しんでいる。

我々の目標は、もちろんウケを狙うスピーチをすることではない。

勤務先の朝礼スピーチやプレゼン、得意先との商談であがることなく実力を発揮することである。

だからお笑いとは違って、話に必ずオチを作るのは難しいし落とす必要もない。

大切なのは事前の準備で90%が決まる。原稿作成や練習がおろそかであれば成功することはできない。

2人とも人前で話すことに慣れた先生やキャプテンだからうまくいったんじゃない?と思われるかもしれないがそうじゃない。

すべては緊張や恥ずかしさを超えて、聞き手を楽しませようと思えなかったら、成功できるわけがないのである。

またスピーチやプレゼンで暗記することなく話しやすくなるためには、小道具を利用するといい。

例えば、朝礼スピーチで本の感想を話すのであれば、実際に読んだ本を見せて聞き手の視覚に訴えかけるといい。

プレゼンであれば、パワーポイントを使って「紙芝居」にすればスライドを見せながら説明することができるのである。


また、この学校も進学校ながらテレビ放送に対してとても寛容でノリのいい。

放送終了後、学校のホームページNEWS欄には「ドッキリGP」の紹介までしているのである。多少学校の宣伝効果も狙っているのだろうが・・・。

末筆になるが、この企画では聞き手の生徒と先生には、全員笑っているか表情を確認できるように、「口元が透明のマスク」を着用していることを補足しておく。

この記事を書いた人

 

 

 

 

 

モリー(森川じゅいち)

高校時代に独自の方法であがり症を克服。

上場企業の現職マーケティングマネージャーとして、プレゼン・プレス発表をする傍ら、話し方講師として悩める人たちをサポートしています。

聴衆2000人のスピーチ実績あり。

大阪で創業40年続く「上六話し方教室」谷口政明代表に師事。公認インストラクターとして活動しています。

4人家族+甲斐犬。

スポーツをこよなく愛する53歳のおっさん。あがり症を克服しても、人見知りなのは直っていません。

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