スピーチのテクニック

【事例付】スピーチのタイトルの付け方はどうする?

2021年5月2日

こんにちは。スピーチ講師の森川じゅいちです。

さてスピーチやプレゼンのタイトルをつけるのって難しいですよね。

話し終わったあとで相手から「ところであなたは結局何が言いたかったの?」と言われるととてもショックです。

これは口ベタで悩んでいる人だけに当てはまることではありません。

一生懸命話しても、あなたの話す内容が伝わっていないととても残念な結果になってしまうのです。

ではスピーチのタイトルの付け方はいったいどのようにしていったらいいでしょうか?

「ひとことで相手にうまく伝えたい!」

「興味を持って聞いてもらいたい!」

そのためにはコピーライティングを知れば解決してくれます。

この記事を読むことでタイトルの付け方を学べ、伝わる話し方ができるようになりますよ。

スピーチのタイトルの付け方はコピーライトを取り入れる

全米ナンバー1ともいわれるセールスライター「ジョセフ・シュガーマン」は、その著書「10倍売る人の文章術」(PHP研究所)で

「第一センテンスの目的は、読者に第二センテンスを読ませることである」と書いています。

コピーライトとは、まずは一文で注目を惹き次の文を読んでもらうことを目的にしています。

優れたコピーは、読者を知らず知らずに次の文章に引き込んでいってしまう技術です。

これにハマってしまうと、知らず知らずに滑り台をすべるがの如く、文章を次々に読んでしまうんです。

このことはスピーチやプレゼンでも大いに当てはまります。

聞き手がタイトルで注目してくれ、あなたの発する第一声の言葉を待つようになれば、スピーチ克服どころかスピーチマスターへの道に通じるのです。

この記事では具体的なキャッチコピーを例に出して、キャッチコピーの基本である「ひとことでインパクトを残す事例」としてお伝えします。

「Yahoo!ニュース」からクリックするタイトルの付け方を学ぶ

日々の生活の中で、スマホで「Yahoo!ニュース」を見ることがもはや習慣化されています。テレビや新聞で知るよりも場所を選ばずタイムリーに情報を入手できます。

その際にはニュースタイトルを見て、その先を知りたいと思わなければ記事がタップされることはありません。

Yahoo!ニュースではすべての見出し(タイトル)は、13~17文字で納められています。

その限られた文字数の中でいかに読者に興味を持ってもらうかは、スピーチの「お題」を伝えて相手に理解してもらうのと、とても似ているのです。

要は「言いたいことを”ひとことでまとめる”クセづけ”」です。聞き手にわかってもらうには、情報のセールスポイントを凝縮させる必要があります。Yahoo!ニュースに習って17文字以内が理想ですが、まずは短い言葉で要約することからやってみましょう。

繰り返し意識することで「説明の達人」になれます!

ココがポイント

あなたのスピーチ題目を短い文章でまとめられれば、スピーチが上達する

「商品名」からタイトルの付け方を学べる

あなたが話す内容が興味を持ってもらえるかは、コンビニに並んでいる商品名が参考になります。

具体的な例をあげるなら、おつまみで有名な”株式会社なとり”さんから発売されている「一度は食べていただきたいシリーズ」じゃないでしょうか?

あの「商品説明=商品名」になっているやつです。

思わずパッケージ名に引きつけられて買ってしまった人もいるはずです。
(僕もその一人です)

このシリーズは、2006年に発売されてからロングセラーとして愛されている商品です。

原材料と製法にこだわった最高品質のおつまみとして売れ続けています。商品ラインナップは、

・「一度は食べていただきたい おいしいサラミ」
・「一度は食べていただきたい 熟成チーズ鱈」
・「一度は食べていただきたい 粗挽きサラミ」

など合計10種類がラインナップされています。

これらすべの商品名は17字程度でまとめられています。

あなたがプレゼンでパワーポイント資料を作る時にも、聞き手を引きつける見出し作りの考え方として大変参考になるんです。

ココがポイント

キャッチコピーは、プレゼンをする時にも相手に伝わる

「企業のキャッチフレーズ12選」タイトルの付け方が学べる

企業は消費者に対して短い言葉で「何をしている会社か」を伝えなければ、その存在をアピールできません。またライバル会社と差別化するためにも独自のスローガンを掲げています。

ここでも短い一言が光っているんです。

以下例を挙げてみましょう。

秀逸なコピーライティングばかりです。CMでおなじみのものもあるでしょう。

日本語表記7選

1.「お口の恋人」(ロッテ)


むかしからテレビCMで耳にしている言葉ですが、なんと50年間も続いているそうです。そしてこのコピーはタレントの仲本工事さんの母親のアイディアだそうです(仲本工事さんはいかりや長介さん、志村けんさん、加藤茶さん、高木ブーさんらとともにザ・ドリフターズ「8時だよ!全員集合」というコント番組に出ていた人です)。


ガムやチョコレート、アイスにビスケット。文字通りロッテは「お口の恋人」ですね。

2.「あなたと、コンビに、ファミリーマート」(ファミリーマート)

全世界に24000以上の店舗があるファミリーマート。お客さんと近い存在になりたい、という表現を”コンビニ”と掛け合わせています。今は伊藤忠商事グループの傘下になっています。

3.「ココロも満タンに」(コスモ石油)

ガソリンスタンド業界もどんどん淘汰され、吸収合併が進んでいます。コスモ石油も1986年に3社合併によって生まれた会社です。僕は高校時代、近所のコスモ石油でアルバイトをしていたのでとても親近感があります。
みんな、心も満たされたいですよね。

4.「インテル、入ってる」(インテル)

めちゃくちゃうまいコピーですよね。短いし伝わりやすいし、”韻”をふんでて覚えやすい。
テレビCMで聞いたあの声は「ショーン・アクア―ドル川上」さんです。声も顔もめっちゃ渋い!

英語バージョンは「intel inside」です。コピーがシンプルかつ明瞭で素晴らしすぎる!

5.「うまい、はやい、やすい」(吉野家ホールディングス)

このキャッチコピーは40年以上前、僕が小学校時代の頃から目にしています。

創業当初はこんな三拍子そろった会社は早々につぶれると言われましたが、今も”吉牛”は健在です。

松〇、な〇卯、す〇や、など牛丼業界は激戦ですが、やっぱり吉野家の牛丼が一番うまい気がします。

6.「ごはんがおいしくなるスーパー」(ダイエー)

昔は一大安売りチェーン店として価格破壊王の異名を持っていました。90年代のバブル崩壊によって今やイオングループの一員になっています。ダイエーは新路線としてキャッチコピーが示すスーパーを目指しているのでしょう。

7.「いつも、人から」(高島屋)

百貨店って昭和~平成時代には三越、伊勢丹、西武、そごう、松屋、阪急、阪神・・・等々ありましたがみんな吸収合併しちゃいました。

そのなかで高島屋は合併することなく独自路線を進めています。

人を大切にする企業コンセプトは、頭でわかっていても実行できる会社は少ないのです。企業はどうしても目先の採算や儲けに目を向けてしまうもの。

高島屋さんのこのキャッチコピー、とても共感します!

ココがポイント

テレビCMを見るだけでも、短い言葉で伝えるフレーズを学べる

英語表記5選

英語のキャッチコピーは格好いいですが、日本人には伝わりにくいです。耳から英語で聞いても、頭の中でいったん和訳するからです。それでも使うとなると、おじいちゃんでもおばあちゃんでもわかる、やさしい単語を選ぶべきでしょう。

以下の5企業はテレビコマーシャルなどであなたもよく知っているものです。

1.「no music no life」(タワーレコード)

このキャッチコピーをマネしていろんなところで「no~no~」で表現することが多くなりましたね。

2.「intel inside」(インテル)

日本語表記7選でも紹介しましたが、インテルさん、当然英語表記もすばらしい!

しっかりと”韻”も踏んでいます。たった2語で企業のコンセプトを表記するのは、もはや神業というしかありません。

3.「make it possible with canon」(キヤノン)

TVCMでよく耳にしますね。

こちらの会社、日本語での表記は「キノン」ではなく、「キノン」って知ってました?

4.「It's a SONY」(ソニー)

こちらのコーポレートメッセージも長年使われています。

学生時代「それはソニーです」ってどうゆうことやねん、しかも名詞の前に「a」がついていて文法も間違っているし!って思っていました。

どうやら「それはソニー製品ですよ」って意味があるらしいです。あなたのライフスタイルにはソニー製品があるよっ、って意味があるらしいです。

5.「I'm lovin' it」(マクドナルド)

日本人にとっても優しい単語だけど何の意味だかよくわからない。でも耳に残ってしまう。

すばらしいコピーですね。

まとめ

今回はスピーチ克服のために、タイトルを付けてひとことで表現する大切さについて触れてきました。

コピーライターという職業もあるくらいですから、短い言葉で人を引くつけることはとても重要なのです。

話し言葉は目にする文字とは違って、耳から入る情報なのでなおさらなのです。

あなたは何も専門的なコピーライティングを学ばなくても、日頃から話す内容を「一言でまとめるクセづけをする」ことで相手に伝わりやすくなります。

ぜひ日常会話の中でも取り入れてみましょう。

何を伝えたいのか、一番伝えたい内容をまとめる感覚です。

そうすることで聞き手への伝わり方が変わってきます。

「続きを聞かせて」と相手が身を乗り出してくればつかみはOK!

こうなればスピーチ克服に近づいていきますよ。

この記事を書いた人

 

 

 

 

 

モリー(森川じゅいち)

高校時代に独自の方法であがり症を克服。

上場企業の現職マーケティングマネージャーとして、プレゼン・プレス発表をする傍ら、話し方講師として悩める人たちをサポートしています。

聴衆2000人のスピーチ実績あり。

大阪で創業40年続く「上六話し方教室」谷口政明代表に師事。公認インストラクターとして活動しています。

4人家族+甲斐犬。

スポーツをこよなく愛する53歳のおっさん。あがり症を克服しても、人見知りなのは直っていません。

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