スピーチした後で「おまえ話し方がかたいなぁ」なんて言われたらショックを受けますよね。
一生懸命話したのに人からそんな評価をされたらちょっとへこんでしまうもんです。
でも聞き手からそういう印象を持たれたからには、自分にも何かしら非があるんじゃないかって気もします。
ということで今回は話し方がかたいと言われた時の処方箋を書きました。
これを読めばあなたの話し方が柔らかく変わっていきます。
【簡単!】話し方がかたいと言われた時の5つの改善方法を紹介
難しい単語や表現を避ける
ただでさえビジネスでのプレゼンでは専門用語が多くなってしまいます。
さらには話の説得力を高めようとあえて難しい単語を使ってしまったりもしますが、それがかえって逆効果になります。
社内で行われるプレゼンならなおさら専門用語の多発は避けたほうがいいでしょう。
社員によっても知識レベルには当然差があります。
聞き手は難しい言葉を聞いた瞬間、思考がそこで止まってしまうんです。
そんな状態であなたがどんどん話しを進めても聞き手がついてこれません。
聞き手がおじいちゃんやおばあちゃん、そして子供だと想定してわかりやすい表現を心がけましょう。
それによって話し方の堅さも取れてきます。
自分が感じたことを感情を入れて話す
会話やスピーチはあなたの感情を表すコミュニケーション手段です。
それなのに抑揚がなかったり、テンポも一定で単調であれば相手は話しに興味を持ってくれません。
僕は常々コミュニケーションは、言葉を使った感情表現だと思っています。
そのためにも「感嘆詞」をどんどん使って感情を入れて話していきましょう。
感嘆詞とは「感心や感動のあまり発する言葉」であり、別名「感動詞」ともいわれています。
しかも単独でも文としても成立するからとても便利なんです。
以下が感嘆詞の例になります。
- あっ
- えっ
- さてと
- ひえ~
- あらまぁ
- うわっ
- へぇ~
- なるほど
- やばっ
おそらくあなたは身内や気の置けない仲間と話す時にこのような感嘆詞を自然に使っています。
ですからビジネスで話す時や、公の前でスピーチする時に意識的に感嘆詞を使うだけでも堅さはなくなってきます。
TPOに応じて言葉を使い分けてくださいね。
表情には気をつける
口は笑っていなくても目は笑っていない人っていますよね。
なんか印象は良くないです。
目も笑って表情が明るいと同じ口調で話しても「話し方がかたい」とは思われません。
表情の改善は訓練すれば必ず変わります。
自宅で鏡の前に立って話す練習を何度もしてみましょう。
それが習慣化されれば表情も明るくなって好印象!
人前で堅い話し方ではなくなります。
実はこの鏡の前でのスピーチ練習はプロのスピーチ講師も取り入れているんです。
僕と仲のよいスピーチ教室のK先生は、うまくいくまでスピーチ大会前日に5時間も鏡の前に立って練習しています。
擬音語を入れてみよう
擬音語(ぎおんご)とは、「物が発する音を字句で模倣したもの」。
ちょっとこれだけでは難しくて何を言っているのかわかりませんね。
そう、私たちは日常会話の中で以下のような「音を使った言葉」を多用しています。
- 車を運転していたら「ドン」と衝撃音が聞こえた
- 遠くで犬が「わんわん」吠えている
- 突然雨が「ザーザー」降ってきて、服が「びちょびちょ」に濡れた
- あまりの緊張で心臓が「ドキドキ」鳴っている
- 風鈴の「ちりーん、ちりーん」という音は風情がありますね
ためしに上記の文中から擬音語を取り除いたらどうでしょう?
全く話に臨場感がなくなってしまい聞き手に情景として伝わりません。
このように擬音語は円滑な相手とのコミュニケーションを取るのに大いに役立っています。
なので擬音語は子供だけが使うものではなく、大人もどんどん取り入れることをおススメします。
会話文を取り入れる
これは特に女性が得意とする手法です。
また落語を聞いているとしょっちゅう使われていますよね。
これはスピーチ中に会話表現のカギカッコ『・・・・・・・・・』を取り入れるやりかたで、これがあるだけで話し方が堅くなくなるんです。
使い方の例は以下の通りです。
昨日友達からこんなことを言われたんです!
『あんた~最近きれいになったけどいい人でもできたんちゃう』
でもほんとはただ毎朝早起きしてランニングするのを日課にしただけなんです。
これだったら堅さも取れてしかも聞き手に伝わりやすい。
会話風を取り入れるポイントは、しゃべっている人になり切ること。
そうしないと棒読みの大根役者になって会話文に聞こえません。
必ず恥ずかしさを取っ払ってその人を演じましょう。
まとめ
今回は話し方がかたいと言われた時の改善方法を5つ紹介しました。
どの方法もすぐに始められて効果があります。
あなたの話し方も変わってくるでしょう。
でもちょっと考えてみて!
真面目に一生懸命話す姿はあなたの個性だと思うんです。
ちょっとぐらいかたいと思われても、自己表現のうちだからいいんじゃないのかな?
ましてやビジネスともなるとちょっとくらいお堅くてもちょどいいのかも。
自分自身を認めて話す場数を増やしていけば、どんどん話し方もよくなってきますよ。