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スピーチのテクニック

スピーチ教室に行かなくても自分でできる5つの方法

2020年11月8日

スピーチがイヤであがり症に悩む人は、他人のことが気になります。

そもそも人前で話すことが得意な人なんているんでしょうか?

スピーチが嫌いなのは自分だけじゃないのかと気になってしまいます。

今日は「スピーチ教室に行かなくても自宅でできる5つの方法」、そして「世間の人は人前で話すのが平気なのか?」について触れています。

自分でできる5つの方法とは?

あがり症克服は場数が大切だと言われますが、失敗の場数をどれだけ踏んでも心が折れてしまいます。スピーチ教室に通うこともいいですが、生徒さんの中には10年以上も通い続けている方もいらっしゃいます。

それを聞くととても気が遠くなります。

まずは客観的に自分を見るために、自宅で簡単にできる5つの方法があります。

1.スマホで自撮り

あがり症に悩む人は、他人にどう見られているかが気になります。ではあなたががどう見えるか、スマホカメラの前に立ってスピーチを録画してみましょう。

ゴルフスウィングの自撮りと同じ要領ですが、初心者ゴルファーの場合は自分のスウィング動画を見てもどこをどう直していいかわかりません。

しかしスピーチの自撮りは、立ち姿勢、話す目線、声の大きさ、話すスピードを自分でも簡単にチェックできます。

まずはその改善点に気がつくだけでも大きく前進です。

さらには撮った動画を自分の家族やパートナーに見てもらいましょう。最初は恥ずかしくてためらうかもしれませんが、会社スピーチで社員に見られるよりマシなはずです。気心が知れているだけに、より客観的にズバッと指摘をしてくれますよ。

繰り返し見せていると、よくなっているポイントを教えてくれたりして、少し自信につながってきます。

最初はスマホを通して聴く自分の声に違和感がありますし、いろんな悪いところも見えてきてショックを受けると思います。

でも気づいたことに注意しながら次に話せば、それだけでも見た目も話し方も変わるわけです。

2.目元の改善

また自撮り動画を見ると、思ったより以上に自分が暗い表情をしていることに気づくかもしれません。笑ってるつもりでも目が笑っていない。
目は顔のパーツの中でも印象付ける大切なパーツです。

飛沫防止でマスクをするのがもはや日常になりました。口元は微笑んでいても、目が笑っていないと言葉の伝わり方は大きく違ってきてしまいます。

▼マスクをしていても目元は笑ってますね!

スマホで自撮りをする際に、スマホの横にかわいいいペットがいるか、赤ちゃん、キャラクターグッズがあるイメージで撮影してみましょう。あなたがかわいいと思うものは何でも構いません。意外に有効ですよ。

目の表情が変わってきます。

3.目線の改善

人前に立って緊張してしまう人の目線の特徴として2つ挙げられます。目が泳いでしまうか、斜め上に目線が固定されてしまうパターンが見受けられます。

そこで眼球を動かすトレーニングは日頃やっておきましょう。

顔を固定しながら、目を上下、左右、一回転とゆっくり動かしてみてください。これをやっておけば、目は自由に動かせることがわかってきます。

繰り返しトレーニングすれば本番で目が泳ぐことはなくなってきます。と同時に目が笑っていない、と言われなくなります。

4.口元の改善

これは僕がボイストレーニング講習に行った際、そこの先生から習った方法です。即効性があります。

鏡の前に立って、「う」と「い」を交互にはっきり発音し、「う・い・う・い・う・い・・」と続けてみましょう。

「い」のところで口を思いっきり横に広げる。笑顔ができることを意識しましょう。口元と目の周りにの筋肉を意識して動かしてみてください。毎朝30秒でも続けることで、意識しなくても笑顔が作れるようになってきます。

5.【裏技】表情改善!一夜漬けの方法

スピーチ本番前に「歯磨き」をすると、あごの筋肉がほぐれ、良い効果が生まれます。

ガムをかむのも効果的です。

声が通らないのはあごが動いていないからです。マスクのせいじゃないんです。

そもそも人前で話すのが得意な人は、とても少ない

ここにアンケート調査結果があります。

ベースメント株式会社が昨年、社会人を対象に「人前で話すことへの苦手意識についての調査」を行いました。

▼アンケート結果は以下の通りです。

出典:「Prtimes」 リンクhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000101.000045126.html

この結果を見てお分かりの通り、なんと84%の人が人前で話すことへの苦手意識を持っているということです。実に10人に8人は苦手と思っているわけです。

つまりスピーチが得意な人はわずか16%。

ですから人前が苦手と思っているのは、あなただけではありません。むしろ得意になろう、なんて考える必要はないと思います。

スピーチは人との比較ではなく、スピーチコンテストに出て勝ち負けを競い合うものでもありません。

まずは、人に自分の思いを伝えられること。そこを目指すことです。

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まとめ

日本人の84%は人前で話すことに苦手意識を持っています。嫌なのはあなただけではありません。

しかしビジネスパーソンである以上、人前で話すことは避けられません。そしてキャリアとともにスピーチの重要性は増してきます。逃げるわけにもいかないので、まずは自力で改善できる方法について触れてきました。

自宅でもできる5つの方法をぜひ試してみてください。

なんだこんな簡単な方法で治るのかよ、と侮ることはできません。

▼もう一度自分で克服する方法をおさらいします

  1. スピーチをスマホで「自撮り」する
  2. 「目元」を改善する
  3. 「目線」を改善する
  4. 「口元」を改善する
  5. 一夜漬けの方法は「歯磨き」と「ガムをかむ」

以上の改善方法は、ご自宅で気軽にできる方法です。特に1~4は繰り返し練習する必要がありますが、継続することでどんどん改善されていきます。

スピーチに効く スポーツ選手の名言

「自分がやってきたことのほうがプレッシャーより大きかったので勝てた。」

松本薫(柔道)

出典:まるちょん名言 https://meigen.keiziban-jp.com/athlete

やってきた努力は嘘をつきませんね。

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この記事を書いた人

森川じゅいち

大阪で創業44年続く「上六話し方教室」の
谷口政明代表に師事したのち、公認
インストラクターとして活動を始める。

スピーチコーチとして、あがり症の人がキャリアップできる話し方を個人向けに伝えています。

かくいう私もじつは高校まであがり症でした。

でも、とある方法を身につけ克服することができました。

スピーチはやり方次第で何とでも克服することが可能です。

 

現在、平日上場企業に勤務し土日はコーチとして働く起業家です。

この直近15年間で、のべ6,600人の前でのスピーチ、プレゼン、司会の実績があります。

スポーツをこよなく愛する55歳のおっさんで、私自身あがり症を克服しても、人見知りは今でもします。さびしがり屋で人は好きなのに時折一人になりたい性格です。(笑)

現在、企業向けや官公庁向けのセミナーを開催しております。

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