仕事でのスピーチ

スピーチのストレスは解消されて快感に変わる

2021年3月25日

あなたは日々ストレスを感じていますか?

勤務先でスピーチしなければならなくなった時はとてもストレスを感じますよね。

これは対人から生じる不安・緊張、そして恐れ。

心理学では「心理的・社会的ストレス」として分類されます。

ストレスと聞くとすぐに悪者扱いをしてしまいますが、社会生活でそれがなくなったらそれこそ生きてはいけません。

プレッシャーがなく無重力状態では生命活動もストップしてしまいます。

今回は、人前で話さなければいけない時のストレスとどう向き合っていけばいいのかを書いています。

結論は、まずはあなたのプライベートや趣味でストレスから解放されて「快感」を味わうことにあるのです。

その快感をスピーチに生かすことができると心がとても喜びます。

さあ、スピ―チで快感を味わうプロセスをご案内します。

スピーチのストレスがあなたの味方になる

おそらくストレスがなくなれば、大切な人のことも考えられない無機質人間になってしまうでしょう。

極端な話、お腹がすいたとしてもそれに対するストレスがなくなったらあなたは餓死してしまいます。

ですからストレスは一概に悪者ではなく、あなたが生きるために起こる自然な現象といえます。

今後あなたは、今まで以上に自分のキャパを超える仕事を任せられるようになるでしょう。

その時に強いストレスを感じても、それに向き合って乗り越えていくからこそ、スキルも上がるし達成感を得られます。

人からも認められてこの達成感を味わった時、「ノエエピネフリン」という物質が分泌されます。

これはストレスを克服すると出てくる気分をよくする物質で、体内で自然と作られる麻薬みたいなもんです。

したがってこれまでに味わったことのない困難を乗り越えることで、人間的にも成長できます。

これらのストレスは「善玉ストレス」と呼ばれており、ヤクルトに例えれば”腸に効く善玉菌”みたいなヤツ。

しかし、あなたの成長させるためのストレスであっても、その原因や扱いを間違ってとらえて深く悩んでしまうと「悪玉ストレス」に変身する可能性があります。

そうならないためにもストレスチェックを受けておきましょう。

2015年から法律が改正されて、労働者50名以上いる事業所では1年間に1回、ストレスチェックをすることが義務付けされています。

「一次予防」を目的にしたセルフチェックですが、メンタルに不調がないかチェックしておくことも必要です。

趣味でストレスが快感に変わる瞬間を体感しよう

スピーチが嫌いであがり症に悩む人にとって、すぐにストレスを乗り越えて「ノエエプネフリン」を分泌させて快感を得ることは簡単ではありません。

しかしビジネスタイムではなく、趣味や好きなことをしている時にそれを体感することができます。

まずは、プライベートで大好きなことをやって快感を味わうところからスタートさせてみましょう。

以下は私事になりますが、「スポーツの充実感は最高の快感を味わうにはもってこい」。

そんな事例を紹介します。

スポーツは快感を得やすい

僕は20~30代の頃、命を懸けるくらい「スキー」に情熱を燃やしていました。

滑走日数は年間30日を超え、冬のシーズンが終わっても夏場にオープンする山形県の「月山(がっさん)」に行くほどの熱の入れよう。

しかもついにそれだけでは飽き足らず、9月には南半球のニュージーランドに雪を求めるようになったんです。

そのニュージーランドでは、初めて「ヘリスキー」を体験します。

ヘリスキーとは、ヘリコプターに乗ってだれも滑っていない標高2000mの尾根に降り立って、そこからツアーガイドさんと全長3kmのパウダースノーを滑るアクティビティーです。

大好きなスキーなので本来は全く緊張しないのですが、ヘリで山のてっぺん、しかも幅2mの切り立った場所に降ろされた時は、さすがに怖くて足がすくみました。

斜度も90°に感じるような絶壁です。

緊張と怖さでドキドキが止まりません。

胸も締め付けられてどんどん苦しくなってきました。

先導するガイドさんに続いて、「どうにでもなれっ!」と覚悟を決めて斜面に飛び込みました。

急斜面でも雪はフカフカのパウダースノー。

急斜面でも板が勝手に暴走することなく足についてきます。

聞こえるのは、自分の息づかいと斜面を滑るスキーの「シャッシャッ」という音だけ。

未知の体感に勝手に口からよだれが出てきます。

まさに自然と一体化した瞬間でした。

長い距離を一気に滑り切った心地いいい疲労と興奮は、これまでにないものだったのです。

おそらく、滑る前のストレスを超越して大量の「ノエエピネフリン」が分泌されていたことでしょう。

まとめ

このようにプライベートや趣味で、ストレスから解放された時に快感を味わうことができます。

例えばバンド演奏をやっている方は、ライブ会場でその感覚を経験することもあるでしょう。

絶叫マシンが大丈夫な方は、最初の抑えきれないドキドキから終わったあとの充実感。

アスリートであれば、スタート時の緊張とゴールした時の達成感。

まずはプライベートでその体感してください。

日常での成功体験がないとその満足度が分かりません。

じつはスピーチでのストレスを克服すると、プライベート以上の快感を得られるのです。

人から認められたり、評価された時の満足感は幸福度の次元が違ってきます。

あなたもそのステージを味わうことができるんです。

そのためには、まずは自分の好きなことで快感を得ることから始めてみましょう。

ココがポイント

プライベートの達成感はスピーチにつながる

【追記】繊細さんの名言

これは僕がtwitterでフォローしている「ふゆさん」のとてもすばらしい言葉です。

”繊細さんの今すぐやめるべき行動”

①自分を押し殺す

②全員に仏の顔

③多数派に合わせる

いい顔すれば好意を持たれるは幻想。
”誰にも嫌われたくない”、を手放すと、本当に大切な人に出会えるんだ。

引用:「ふゆ|強く生きる内向型HSP」さん

自己肯定はとても大切です。あなたはあなたのままでいい。

足りないのは少しばかりの成功体験です。

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森川じゅいち

高校時代に独自の方法であがり症を克服。

上場企業のマーケティングマネージャーとして、プレゼン・プレス発表をする傍ら、プロ講師として悩める人たちをサポートしています。

聴衆2000人のスピーチ実績あり。

大阪で創業43年続く「上六話し方教室」谷口政明代表に師事。
公認インストラクターとして活動しています。

プライベートは妻、息子2人、甲斐犬(♀)の5人?暮らしです。

スポーツをこよなく愛する54歳のおっさんで、私自身あがり症を克服しても、人見知りまでは直っていません。

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