スピーチのテクニック

スピーチ中の目線のコツは、3ステップで身につける

2020年12月16日

スピーチ中にどこを見て話せばいいか悩んでいる人は多いです。

極度の緊張であがってしまう人は、話しているときに目線が動かせません。

「一点集中固定」になり、上の方を見てしまうか、うつむき加減で下の方を向いてしまいます。

せっかくあなたの話を伝えたいのに、聞き手の反応を見ることもできなくなります。

また肩に力が入ってまうので、体は硬直し声もうわずってしまって、それがあがりを助長します。

スピーチで悩んでいる人から「話す時、どこを見て話せばいいですか?」とよく聞かれます。

まさに”目のやり場に困る”とは、このことかもしれません。

今回はスピーチ中の目線について3ステップでお伝えします。

スピーチする時の目線のコツはどうしたらいいのか?

下準備:あなたはまず必ずやるべきことがある

スピーチが嫌で悩んでいる理由の多くは、会社の朝礼です。

ほとんどの人ができていないことは、スピーチをする場所の「下見」です。

社内でやるスピーチだからそんな必要はない、って言わないでください。

朝礼する自社のホールや会議室であれば、まずは誰もいない時に行ってみましょう。実際に指名されてマイクに向かって歩いて移動するところからやってみます。

そして話す場所に立って全体を見渡してください。

その時に一番奥の壁にも焦点を合わせてみましょう。

もし聞き手がイスに座るのであれば、実際にそこに座って聞き手からどのように見えるかチェックして、その感覚をあなたの体内に入れてください。

ココがポイント

下見では聞き手の席から見てみよう

見慣れているはずの社内の施設ですが、あなたが「スピーチをするためだけの下見」には行っていないと思います。

これをしないと、スピーチ当日に集まった社員の数に圧倒され、メンタル面でも負けてしまいます。精神的なゆとりを生むためにも、事前チェックは忘れずにしておきましょう。

さらには、他の社員から「見られている」のではなく、自分の方から社員を「見てやろう」という意識を持てば、緊張感が軽減されます。下見をしておけば、事前にスピーチ練習をする時のイメージトレーニングにも役立つのです。

「見られている」から「見てやろう」は大違いです。

さあ下見をして、事前のスピーチ練習もできたらいよいよ本番です。

スピーチ場所には時間ギリギリではなく、早めに行って場慣れしておきましょう。些細なことですが、コレ大切です。

聴衆の前に立ったら、大きくため息をつくような感じで吐いて(声は聞こえないように)ひと呼吸しましょう。

肩が下がり、重心がおへその下あたりに来るのがわかります。この場所は丹田(たんでん)といってスピーチを克服するのに大事な部位です。

覚えておいて損はありません。

丹田を意識すると「上半身が硬直しない、力まない状態」が作れ、声が出しやすくなるのです。

ステップ1:最初の目線は奥のほうに向ける

目線の意識としては、聴衆全体に対して眺めるのではなく、目線を最後尾の人に向けて話し出してください。これによってあなたが話す「声の大きさ」が定まってきます。聞こえないスピーチほど意味がないものはありません。

これはたとえマイクがあっても同じです。

「スピーチやプレゼンの上手な人はまずどこを見るのか」というアンケート調査によると、部屋の一番後ろの壁や人に視線を合わせているそうです。

さらに視線をコントロールするためには、聴衆を「右」「真ん中」「左」の3ブロックに分け、それぞれに対して話をする意識を持てば、視線とともに体の向きも変わり、全体に対して話しかけるようなスピーチができます。

ステップ2:聞き上手さんを見つけよう

1つのブロック全体に話しかけていると、必ず誰かと目が合います。これがスピーチに大切なアイコンタクトです。

あなたがスピーチしている時に、むずかしそうな顔をして腕組みをしている人が目に入るかもしれません。そういう人は極力見ないでください。

その中にはあなたの話を好意的に聞いてくれる「聞き上手さん」が必ずいます。まずはその人を見つけて話しましょう。

視線を好意的な一人に向けることで、緊張が和らぎ落ち着くことができます。


ただし、その人をずっと凝視して話すわけにはいかないので、ワンセンテンス話したら視線を隣のブロックに移します。

目線の基本ルールとしては、聞き手の人数が多い時は「ワンセンテンス、ワンブロック」がいいでしょう。

句読点「。」で句切ったら、目線も次のブロックに移すという具合です。

ステップ3:隣のブロックに目線を移す

好意的に聞いてくれる別の「聞き上手さん」に目線を向けましょう。

隣のブロックの人を探すことで、体の向きも変わり、全体に話しかける雰囲気が出てきます。

さらには前方だけでなく、後方の人にも目を向けられればアイコンタクトの幅が倍に広がっていくのです。

万が一、あなたがスピーチ中に好意的な人が見つからなかったら、誰かターゲットを決めて話をしてみましょう。

また、スピーチ原稿を用意していたとしても、原稿に目を落としすぎないように注意すべきです。

まとめ

「恥をかかないスピーチ力」(ちくま新書)の著者「斎藤孝」さんは、

「スピーチする時にあがってしまう人は、アイコンタクトを意識したほうが気持ちが落ち着いてくる」

「人前に立つと、いっせいに視線の矢が飛んできますが、逆にこちらからアイコンタクトをとっていくことで、他人の視線の恐怖から解き放たれる」と書いています。

まさにその通りだと思います。

スピーチが嫌であがり症の人の恐怖は、他人からどう見られているかの視線です。

つまりはその克服には「見られている」という意識から、「あなたから見ていく」という姿勢が必要なのです。

スピーチ時に初めて目を合わせるのはとても緊張することですが、緊張を解くためにこそ、アイコンタクトが大切なのです。

さあちょっと勇気を出してやってみましょう。

聞き手は目は開いているけど、意外と頭の中は別のことを考えている人が多いのに気づくはずです。

そうなればしめたものです。

なんと聞き手を意識できるいいツールがamazonで売られていました。

その名も「ストレスアイズDVD」という商品です。

あがり症の人のスピーチ練習用の視線映像で3900円しますが、事前に聴衆視線に慣れておきたい人にはいいかもしれません。

スポーツのアイコンタクトをスピーチに取り入れる

スポーツにおいても意思疎通のためにアイコンタクトが重要になってきます。

特にサッカー選手を見ていたらわかりますよね。目まぐるしい試合展開の中で、あえて話せなくても目で理解できる。

さらには目線で味方の動きを誘導することができる。

スピーチにおいても、あなたの話を「口」だけで伝えるのではなく、「目」を使うことが成功へと導いてくれるのです。



この記事を書いた人

 

 

 

 

 

モリー(森川じゅいち)

高校時代に独自の方法であがり症を克服。

上場企業の現職マーケティングマネージャーとして、プレゼン・プレス発表をする傍ら、話し方講師として悩める人たちをサポートしています。

聴衆2000人のスピーチ実績あり。

大阪で創業40年続く「上六話し方教室」谷口政明代表に師事。公認インストラクターとして活動しています。

4人家族+甲斐犬。

スポーツをこよなく愛する53歳のおっさん。あがり症を克服しても、人見知りなのは直っていません。

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