仕事でのスピーチ

仕事ですぐに「すみません」が口癖になってる人の克服法

2021年2月7日

こんにちは。スピーチ講師の森川じゅいちです。

あなたは電話や会議ですぐにすみませんと言うのが口癖になっていませんか?

何も悪いこともしていないのに「すみません」を言う必要はありませんよね。

それだけでネガティブ思考になってしまいます。

ということで今回は、一語変えるだけでポジティブになれる方法をお伝えします。

日頃の会話から変えれば自信にもつながり、人前でも堂々とスピーチすることができるのです。

仕事で”すみません”が口癖になる話し方は損をする

うちの会社に入社2年目の社員でタワさん(仮名)という女性がいます。気立ても良くて仕事にも一生懸命な子なのですが、一つだけとても気になることがあります。

それは、何かにつけて”すいません”を連発することです。

入社1年目は、新入社員の初々しさで「謙虚」「ひたむきさ」の表れのようで気にならなかったんですが、2年目が終わろうかという時期にもなると、さすがに耳につくようになりました。

ちょっとその対応は損をしてしまいます。

ある時の彼女の電話応対を例にとると、以下のようなやり取りをしていました。

タワ:「すみません、タワです。お世話になってます。すみません、新製品の納期ですが、今月末に物流センターに着荷いけますでしょうか?はいすみません。」

先方:「何とかします。」(多分、相手はそんなことを言ったと思う)

タワ:「あっ、そうなんですね。すみません、出荷お願いしてもいいでしょうか。すみません、失礼します。」

なんかあやまってばっかりですね。せっかくちゃんと業務をこなしているのに、謝罪しているような気がしてなりません。

あまりにもへりくだった表現ばかりしていると、取引先とのコミュニケーションがうまく取れないのではないかと心配しています。

もともと、タワさんは難聴気味で普段でも会話内容を聞き返すことが多いのでなおさらです。

心理学的にいうとどんなタイプ?

すみませんをよく使う人の特徴について、心理研究家の「牧村和幸」さんは次のように書いています。

”いつも「すみません」と言って、口癖になってしまっている人は、自分に自信がなく、罪悪感が強い人です。
そのため、何をやっても、ついつい「すみません」と言ってしまうのです。”

引用元:「すみません」という口癖から性格が分かる心理学

また、「すみません」が口癖になっている人の特徴として、

  1. 「自信がない」
  2. 「断れない性格」
  3. 「マイナス思考(ネガティブ)が強い」
  4. 「イライラをため込みやすい」

以上4つがあげられます。実際、タワさんにもピッタリ当てはまります。

彼女を見ていると人からの頼みに断れ切れなくて、悪い人に都合よく利用されないか、と親心に似た感情にさえなります。

実はこの特徴はスピーチが嫌であがり症に悩んでいる人と共通しているのです。

ポジティブ表現に変わる言葉

ついつい口癖になってしまう「すみません」。

もともとは、謝罪する時に使うためのものでしたが、いつしか居酒屋などで店員さんを呼ぶ時に「すいませ~ん」と、相手に気づいてもらうための声掛けに使われるようになったのだと思います。

「注意・喚起」にも使う便利な多義語になってしまったのです。

タワさんの場合は、「えっと」「え~」に代わる言葉になってしまっています。

「ありがとう」を使おう

ここは意識して「すいません」のかわりに「ありがとう」と言ってみましょう。

言うほうも前向きになり、相手にへりくだる必要がなくなってきます。

なによりも言われたほうが心なしかハッピーになります。

「ありがとう」は一日に何回でも使ってもいい言葉です。それによって、コミュニケーションが円滑になれば最高です。

話しはそれますが、メールの文頭に使っているお決まり文句の「いつもお世話になります」も、「いつもありがとうございます」に変えるだけで受け手の反応も変わってきます。

入社2年になるタワさん。彼女をほめて勇気づけることが必要です。

先日の彼女への年賀状の返信には、「”すいません”が、”ありがとうございます”に変わった時、君は完全に一本立ちしている」と書こうと思いましたが、正月早々なので仕事のことを書くのをやめました。

代わりに「いつも一生懸命なタワさんに元気をもらっています」と書いたところです。

タワさんは今、かなり仕事を抱え込んでパンク寸前なので、近々折を見て声を掛けるつもりです。

相手とのコミュニケーション力がアップすれば、彼女はますます成長するでしょう。

人に依頼する時、躊躇していませんか?

仕事をしていれば、毎日のように人に依頼したり、されたりしています。

ある調べによると、人は1日に20回以上も頼み事をしているそうです。

あがり症の人にとって、人に依頼するのが苦手という人がいます。

他人に頼むぐらいなら、自分でやってしまった方が早い、とばかりに仕事をいっぱい抱え込んでしまい、手が回らなくなって苦しんでいませんか?

また、人に依頼されると断れなくてしぶしぶ受けてしまう。こういう人が上司になると、仕事が回らず部下からも不平を言われてしまいます。

では、どうしていったらいいでしょうか?

あらためてアサーティブ

アサーティブとは、「相手にも配慮した自己主張」です。

アサーティブは、以下のような考え方です。

  • ×「相手を言い負かして自分を押し通す」→自分本位
  • ×「相手の言いなりになってしまう」→相手本位
  • 「相手のことを配慮しつつ自分を主張」→自分も相手も大切

「相手のことに配慮しつつ自分を主張すること」。

これを身につけるだけでも大きく人間関係が変わってくるのです。

【まとめ】彼女はすみませんを言わなくなった

その半年後、驚くことにタワさんがポジティブワードを使って、なおかつアサーティブ表現を使うようなりました。

冒頭でのやり取りも以下のようなものになっています。

タワ:「〇〇さん、いつもありがとうございます。(←相手の名前を言って、感謝を述べる) 
急なお願いなんですが、来月発売の新製品を今月末に物流センターに着荷させることは可能ですか?(←依頼する)」

相手:「大丈夫ですよ! こっちも今月の売上が足りなかったので助かります」

タワ:「わ~、(←感嘆表現)よかったです。ありがとうございます!(←もう一度感謝)
では、出荷したらすぐに請求書を経理にまわしてくださいね。(←相手のことを気遣う)

相手:「承知しました! 失礼いたします」

(※相手の言葉は想像です)

冒頭のやり取りとは雲泥の差ですね。

前向きになると人生も好転します!

これホントです。

スピーチをする時も、前向きな言葉を使えば周りも明るくなりますよね。

それが自信を持ってスピーチすることにつながります。

この記事を書いた人

 

 

 

 

 

モリー(森川じゅいち)

高校時代に独自の方法であがり症を克服。

上場企業の現職マーケティングマネージャーとして、プレゼン・プレス発表をする傍ら、話し方講師として悩める人たちをサポートしています。

聴衆2000人のスピーチ実績あり。

大阪で創業40年続く「上六話し方教室」谷口政明代表に師事。公認インストラクターとして活動しています。

4人家族+甲斐犬。

スポーツをこよなく愛する53歳のおっさん。あがり症を克服しても、人見知りなのは直っていません。

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