スピーチのテクニック

芸能人の国連スピーチから社会人が学べる6つの克服法

2021年2月21日

こんにちは。スピーチ講師の森川じゅいちです。

正直、僕は韓流スターには興味がないのですが、家族が家や車でそんなDVDを見ていると、イヤでも耳に入ってきます。

数年前からそのアイドルが、「SHINee」から「BTS」に変わりました。

まっ、そんなことはどうでもいいことなんだけど、このBTSのリーダー「RM」ことナムさんが、なんと国連でスピーチをしているから急に気になりました。

さっそくYoutubeでスピーチを見てみると・・・。

その努力する過程に、僕自身がBTSを応援したくなったのです。

今回はRMの国連スピーチから学べる6つの克服法をお伝えします。

芸能人の国連スピーチから学べる6つのコツとは?

まずは実際のスピーチYoutubeを見ていただきたいです。以下は2018年9月24日に行われた国連スピーチの裏側として、本番の何日も前からスピーチ練習を重ね、その終わりまでをドキュメンタリータッチで収められているものです(※もちろん本番のスピーチも収録されています)。

ユニセフの公式Youtubeでもスピーチノーカット版が視聴できますが、ぜひ以下の裏側動画を見てほしいのです。

「BTSナムさん・国連スピーチの裏側2018」

出典元:BTS k channel

1.本番の緊張に向き合う姿勢

この動画を見るとナムさんが、本番前に何日もかけてずっとスピーチ練習する姿が納めれれています。原稿を用意し表現方法を直して、それをメンバーに聞いてもらっているのですが、練習中からずっと緊張している姿を見せています。

あれだけ多くのARMY(ファン)の前でコンサートを行うアイドルなのに、今さら緊張なんてするんだ?っていうのが見ていて感じたことです。

後日、アメリカ放送局のトークショーでも、ナムさんは国連スピーチを振り返って「原稿を持つ手が震えていた。それは映像を見ればわかる」、と回想しています。

つまりはどんなに舞台慣れしたスターでも、緊張を「0」にすることはできません。緊張するのは嫌だけど、それにどう向き合うかをまず教えてくれます。

そもそも緊張しないスピーチは成功ないのです

人前に出る芸能人でも緊張をなくすことはできない

2.スピーチ原稿の取り組み方

このスピーチ原稿は当然ゴーストライターが書いたものが用意されて、それを読むのだろうと思っていましたが、ナムさんは表現方法をメンバーに確認して修正しているので、ご本人の言葉でしゃべっています。

映像では、最初はスマホのメモだったものが、紙原稿へと変わり、本番では練習でその紙がシワシワになっています。

Twitterで検索してみると、ARMY(ファン)からも「スピーチ内容がこれまでの歌詞とも一貫性があって、ちゃんと自身の言葉でしゃべっている」とコメントされています。

我々が行うスピーチは、会社での朝礼やプレゼン・司会、プライベートでは冠婚葬祭などを合わせるとほぼ100%のはずです。ですから、他の人に原稿を書いてもらうのではなく、自分の言葉で話すことが必要です。

他人が作った原稿で話すと、全くリズムがつかめず上手く話せません。(アナウンサーはそのトレーニングを積んでいるので別です)。

僕は、総会や記者発表の司会をする時は、誰かが作った原稿が用意されても、事前に許可を得て、意味が変わらないよう「自分の表現」にアレンジしています。

スピーチは自分の言葉で話す

3.スピーチ時の目線

原稿を読みながらスピーチをすると、必ず目線が下がり、前を向いて話せなくなるのが常です(某国の総理大臣のような感じです)。

しかしナムさんは、時折原稿に目を落とすものの、常に前を向いて聴衆に向かって話しかけています。さらには目力も感じます

BTSメンバーは、超多忙なのに陰でめっちゃ努力する人たちだそうです。おそらくナムさんはカメラが回っていない時も猛練習して、原稿内容はすべて頭に入っていたのではないでしょうか?しかし全世界に発信されるスピーチなので、一語一句間違いがないために原稿を持ち込んだのではないかと思います。

この姿は、我々が原稿を持ち込んでスピーチをする時にも参考になります。

あがらないためには聞き手に目線を向けよう

4.スピーチ内容

若干24歳(当時)の若者ナムさんが、何を発信するのかが一番気になったところです。タイトルは、世界中の若者たちへ「自分自身で語ろう」でした。僕は50過ぎのおっさんですが、彼の言葉には心に刺さるものがありました。

ナムさんは、アイドルになる前の自分を振り返り、

「私が他の人にどう思われているのか不安になり、他人の目で自分を見るようになったのも、その頃だったと思います。」

引用元:RM

と語っています。

「むかしは幽霊のように名前を失っていたが、今では音楽とARMYがいるからやっていける」と、自分を愛せるようになったそうです。これはちょっと難しい言い方をすると、心理学でいう「自己受容」です。自分を認める「自己肯定」ではなく受け入れることです。この考え方はあがり症克服にとって非常に大切になるのです。

華やかな芸能人にも悩んだ過去がある

5.スピーチ中、他メンバーが応援している

スピーチではナムさんしか話していませんが、その後ろではメンバーも立って見守っています。当然後ろから言葉は掛けはしませんが、彼にずっと暖かいまなざしを送っているのです。ナムさんは前を向いているのでメンバーの姿は見えませんが、きっとその視線を感じているはずです。

ナムさんがメンバー全員の総意を話している感じです。

あなたも会社でスピーチする時は、社内の味方を意識しましょう。それができれば孤立無援の「完全アウェー」ではなくなるはずです。

あなたのスピ―チ中、うなずいて聞いてくれる人が必ずいる。その人を見よう

6.疑問を投げかけて締めている

スピーチは、最初の20秒が命といわれています。スピーチの鉄則で、冒頭に質問を投げかけると相手の注意をひきつけることができます。ナムさんがやっているのは、この発展型です。冒頭ではなくスピーチの最後に「あなたの名前は何ですか?」と質問を投げかけて締めくくっています。

これによって聴衆に深い余韻を残しているのです。スピーチが終わってからも相手に考えさせるものになりました。

スピーチの終わりはしっかりと締める!

【まとめ】芸能人のスピーチから6つのコツを学べる

ナムさんのスピーチは、有名な弁士に比べても全く引けを取らない素晴らしいものだと思います。それを成し遂げられるのは、彼の才能というよりも、「事前努力」「スピーチに対する思い」に違いありません。

このことは我々一般人にも取り入れるべき参考になることばかりです。

もう一度今日のポイントをまとめます。

  1. 本番の緊張は同じ。それに向き合う姿勢が大事
  2. スピーチ原稿は自分で用意する
  3. スピーチ時の目線がしっかりできれば乗り越えられる
  4. 聞いてもらえるスピーチは内容を重視
  5. 聞き手の中に応援者を見つける
  6. 締めの言葉でしっかりと結ぶ

最後にもう一度。ナムさんの名言で締めくくります。

「自分自身で語ろう!」

いくら不安であっても、他人の目で自分を見ても仕方がありません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

実はBTSの国連スピーチには第2弾があります。そのことについては別記事で書きました。

その記事はこちら
芸能人のスピーチ克服には、秘密兵器があった!

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この記事を書いた人

 

 

 

 

 

モリー(森川じゅいち)

高校時代に独自の方法であがり症を克服。

上場企業の現職マーケティングマネージャーとして、プレゼン・プレス発表をする傍ら、話し方講師として悩める人たちをサポートしています。

聴衆2000人のスピーチ実績あり。

大阪で創業40年続く「上六話し方教室」谷口政明代表に師事。公認インストラクターとして活動しています。

4人家族+甲斐犬。

スポーツをこよなく愛する53歳のおっさん。あがり症を克服しても、人見知りなのは直っていません。

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