言い回しで困ったことはありませんか。
スピーチしたあとで先輩から「おまえ、言葉の言い回し間違っていたよ」と指摘されれば恥ずかしい思いをします。
次回に話すことがなおさら躊躇してしまいますよね。
そこで今日は、ビジネス上で間違いやすい言い回しについて触れていきます。
要は知っているかいないかだけの差なんです。
この記事で身に付くこと
●葬儀で間違ってはいけない言い回し
●職場でありがちな間違った言い回し
●何かと間違いが多いカタカナ語
●似ているけど意味が違う言い回し
間違いやすい言い回しには気をつけよう

ことわざを使う時はちゃんと意味を調べてから話す
先日、息子のサッカーコーチがみんなの前でスピーチをしたんです。
その時にことわざを引用して「情けは人のためならず」と人生の教訓を伝えていらっしゃいました。
この言葉は、「曾我物語」という軍記話に由来しているらしいのですが、その意味は”人に情けをかけてもその人のためにならないから、人には情けをかけるな”ってこと?
▼とても気になったので調べてみました
「情けは人のためならずとは、人に対して情けを掛けておけば、巡り巡って自分に良い報いが返ってくるという意味の言葉です。」
出典元:文化庁月報
なるほどその意味なんだ。
さすがは文化庁。
しかも文化庁はこれだけで終わらず「国語に関する世論調査」を行っています。
「情けは人のためならず」の意味が国民にどうとらえられているかを調査しているんです!
▼国民の解釈結果がこちら
(ア)人に情けを掛けておくと、巡り巡って結局は自分のためになる・・・・・・45.8%
出典元:同文化庁月報
(イ)人に情けを掛けて助けてやることは、結局はその人のためにならない・・・45.7%
正解は(ア)ですが、実際のところ国民は(ア)と(イ)、ほぼ半々で解釈しているということです!
本当は「人のためならず」を「人のためだけじゃないよ」の意味に解釈しないといけないわけですね。
あらためて日本語は奥深いと感じます。
あなたが朝礼のスピーチや話をする時に、ことわざを使ってわかりやすく伝える時があるかもしれません。
その時は、今回の例のようにまぎらわしいもの、あやふやなものは事前に意味を調べてから引用したほうがいいでしょう。
日本人ゆえ、ことわざの使い方は気をつけたいところです。
ココがポイント
葬儀で間違った言い回しをしない
長く会社に勤めていると、取引先や社員関係の葬儀に行く機会がでてきます。
葬儀は何回行っても気持ちいいいものじゃありませんし、慣れたくもありません。
ですが、厳粛な場だからこそうっかり間違ったことは言えません。
会社の研修でも葬儀の対応については教わることがないので、ぜひこの機会に確認しておきましょう。
葬儀の受付をすることになった時
会葬者が来られて「この度はご愁傷さまです」と言われたらなんて返しますか?
①お疲れ様です。
②ありがとうございます。
③恐れ入ります。
すべて合っている気がしますが、正解は③の「恐れ入ります」です。
差し出された香典を受け取るときも同じです。
香典は故人に対してのお供えのお金。
渡された時は「ありがとうございます」ではなく、ここも「恐れ入ります」と答えておくのが無難です。
日本は美徳を重んじます。
それゆえ不幸なケースを想定した社員教育はしないのです。
これも間違ってしまった経験から学ぶのではなく、常識として前もって身につけておきましょう。
ココに注意!
職場での言い回しでよく間違う言葉
「煮詰まっちゃいました」
この言葉は仕事上でよく使います。
会議をしていて「あー、もう煮詰まったわ~。ちょっと疲れたから気分変えるのに休憩でも入れようか」と言っていませんか?
▼この表現も大変気になるので調べてみると・・
”煮詰まる”
煮物を十分に煮込んで水気が減った状態、味の成分が濃縮された状態。
転じて、論議が十分に行われて結論が出せるようになった状況を意味する表現。
出典元:webio辞書
正しい意味は、「ほぼほぼ完了した」ことを指します。
上の会話では全く逆の意味になってしまっています。
この言葉も日本人の40%近くが間違った使い方をしているそうです。
なのでこの場合は、
「おー、もう煮詰まったわ!もうほとんど終わりだから最後のひと頑張りの前に休憩でも入れようか」が正しい使い方になるわけです。
日本人だからこそ、正しい日本語表現は大切にしたいものですね。
何かと間違いやすい「カタカナ」語の言い回し
英語のカタカナ表記はよく間違いやすいです。
会社でも上司から「この商品の採算をシュミレーションしておいて」なんて言われたこともあるでしょう。
サッカーであれば、わざとファールを受けたかのようにコケてPKを誘うヤツです。
正確には「シミュレーション=simulation」です。
耳から聞く分にはわかりずらいですが、文字にすると一目瞭然。
文書として発信する場合は注意したい表現です。
その他、オフィスの会話でも間違いやすいカタカナ表記は以下に記載します。
→(〇)人間ドッグ
→(〇)アフィリエイト
→(〇)エンターテインメント
→(〇)ハイブリッド
→(〇)アボカド
→(〇)ギプス
まあ話す時には通じるのでいいのですが、文書にする時には特に注意したいですね。
まぎらわしい言い回しを知っておこう
「分別」。
この漢字なんて読むのでしょう?
ごみを捨てる時に、「分別してね」って言いますが、「ぶんべつ」「ふんべつ」?どちらが正しいか気になってきました。
種類によって分ける場合は、「ぶんべつ」が正しいです。
一方「ふんべつ」の意味を調べると、道理をわきまえている。
常識に従って物事の是非を判断している、と出てきます。
すなわち「分かる」ことです。「ぶんべつ」は「分ける」という意味になります。
こんな言葉もまぎらわしいです!
まとめ

いやぁ、あらためて日本語って奥深いです。
「どうでもいいじゃん、相手に通じれば!」って思いますけど・・・・。
自信を持って話しをするためには、事前に調べて知っておいて損はないことだけは確かです。
しかもこのような間違いやすい表現自体が「スピーチのネタ」として使えますよね。
スピーチ前にしっかり下調べをして自信を持って話すことが大切です。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
それでは、
「ご静聴ありがとうございました」→✖
「ご清聴ありがとうございました」→〇
スピーチは聞き手が静かに聴くのではなく、聴いて清々しい(すがすがしい)気持ちになったほうがみんなハッピーになりますね。