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朝礼でのスピーチ

朝礼スピーチで人をほめるといい4つの理由と3つのコツを紹介

2022年8月7日

こんにちは、スピーチ講師の森川じゅいちです。

リーダーや管理職ともなれば当然人前で話す機会も多くなってきます。

朝礼スピーチの機会もあったりして話すネタ探しにも苦労しますよね。

そんな時、スピーチで人をほめることはとても効果があります。

ということで今回は、部下や後輩を抱えるあなたにとって朝礼で人をほめる理由とそのコツについて書きました。

管理職として仕事をする上で部下との関係も良好になって、あなたのチームが成功する起爆剤になること間違いなしです。

なぜ朝礼スピーチでほめることは大切か?

あなたは普段の会社生活の中で、部下や後輩たちをほめていますか?

ほめることは大切だとは頭ではわかっちゃいるけど、なかなか口をついて行動に移せないこともあります。

でもあらためてほめることはとても大切なのです。

あなたと相手の関係が大きく変わってきます。

以下、その変化についてまとめました。

朝礼スピーチでほめられると起こる変化とは?

ほめられるとその脳内では、「A10神経」とよばれるものが刺激されドーパミンが分泌されると言われています。

このドーパミンとは快感ホルモンの一種であり、それによって脳は強い快感をおぼえるのだとか。

そう、深い幸福感に包まれるのです。

さらにはほめられることはクセになります。

あなたも幼稚園や小学校の時に、先生や母親からほめられるのが嬉しい一心で、それが忘れられずに何度も頑張ってしまった経験があるのではないでしょうか?

もちろんこれは子供だけにあてはまることではありません。

大人にとっても例外ではなく快感が脳にインプットされクセになります。

また人はほめられることで「承認の欲求」が満たされます。

それは精神的にもとってもいいこと。

さらには一対一でほめられた時より、大勢の人前でほめられた時の方が快感は数十倍になるのです。

ぜひやってみましょう。

なんとほめた人にも変化がある

人は相手をほめることはなんか自分だけ損をしたような気になることがあります。

でも決してそんなことはないのです。

なんと先ほど紹介した脳内の「A10神経」は、人をほめた時にも活性化され、前向きな気持ちになれるのだそうです。

だから相手のことをほめることに躊躇する必要がないんです。

他人をほめることであなた自身の脳も錯覚して、もっとカッコよくてイケてる男性になれます。

女性でも「かわいいね~」が口癖になっていて日頃から相手を褒めている人がいますよね。

そんな人って間違いなくかわいい人が多くないですか?

そうです、ほめればあなた自身が輝ける!

人をほめない手なんてないですね。

人材育成に効果がある

このように人をほめることで相手にもあなたにもメリットがあるわけです。

ですから人をほめることでみんながハッピーになれば幸せじゃないですか!

人はだれしも良いところも悪いところもあります。

悪いところはなかなか改善して直すことは難しいです。それだったら長所を伸ばしたほうが簡単です。

部下のいいところをほめてもっと伸ばしてあげましょう。

信頼関係が構築される

朝礼のスピーチでいきなりほめられると、部下もびっくりすることでしょう。

そして時間とともに次第に嬉しい気持ちが増してくると思います。

上司のあなたからそんなふうに思ってもらえていたなんて、ちょっと感慨深くなるかもしれません。

これは一対一でほめられても感じられなかったことです。

朝礼のスピーチでみんなの前で言われたのでより一層嬉しくなります。

部下との関係値は好き嫌いも大事ですが、まずは信頼関係が一番です。

そのためにも、公の前でほめることは信頼関係をアップするのに役立ちます。

部下はますますやる気を出してさらなる成長もしてくれるでしょう。

朝礼スピーチでほめる時のたった3つのコツ

関心を持って心からほめる

いくら相手をほめるのがいいからといって、見え透いたほめ言葉はバレバレになります。

しかも嫌いな人を無理してまでほめる必要はありません。

はなから興味のない人のことをほめるのも困難です。

ですから部下や後輩をフラットに見た時、素直に「いいな!」と思えた時にその時の気持ちを言葉にすればいいのです。

相手のことに関心を持って感じたことは、ウソ偽りのない事実です。

その時に感じた言葉は、ストレートに相手にハートに届くことになります。

具体的な事例を出してほめる

上司が部下をほめる時についつい「あいつはすごいんです」と表現してしまいます。

でも「すごい」だけじゃだめ!

部下のどういう点がすごいのか具体的な事例を出してほめることが肝要です。

そこに仕事でのエピソードがあると聞き手にも情景が伝わります

あえて本人がいないところでほめる

じつは直接ほめられるより、間接的にほめられた方が信頼性が増すって知っていますか?

えっ、どういうことかって?

本人がいないところでその人をほめるということです。

ほめられた人は、上司がほめてくれていたことをあとで第三者から聞くことになります。

これは「ウィンザー効果」といって、「第三者を介して伝えられた方が信頼性が増す心理状態」になることをいいます。

ですから「上司の〇〇さんが、ミーティングであなたのことをとてもほめてたよ」と間接的に聞けば心の満足度も高くなります。

簡単で効果の高いほめ方なのでさっそく取り入れてみてください。

まとめ

人をほめることは非難することより難しい行為です。

安易なお世辞に聞こえれば、ほめた意味がありません。

ですから心から相手のことが「すばらしい」と感じたらちゃんと感じたままに伝えてあげることが大切です。

それによってほめられた人も嬉しいですし、モチベーションを上げてくれればあなたのチームにもいいことしかありません。

人は自分を認めてくれる人に当然好意を持ちます。

人間ですもん!

相手のことを認めていても黙っていては伝わりません。

「いいな」と感じたらどんどん褒めてみましょう。

朝礼や公の集まりだけでなく、ミーティングや打ち合わせなどで「ほめる」ことを始めてみてはどうでしょうか?

お金をかけずに組織をパワーアップすることができます。

補足:メールで部下をほめることも有効

日常業務ではパソコンでアウトルックメールを毎日使用します。

部下からの報告をメールでもらうことがあるでしょう。

そのメールには多くのメンバーの宛名がついていることも多いです。

そんな時は短い文でもいいので「全員に返信」を使って部下をほめてみましょう。

「とても見やすい資料です」「早々の報告ありがとう」「とても助かった」など何でもいいです。

これも人前で部下をほめる行為と同じことです。

ほめられた本人は悪い気はしません。

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この記事を書いた人

森川じゅいち

大阪で創業44年続く「上六話し方教室」の
谷口政明代表に師事したのち、公認
インストラクターとして活動を始める。

スピーチコーチとして、あがり症の人がキャリアップできる話し方を個人向けに伝えています。

かくいう私もじつは高校まであがり症でした。

でも、とある方法を身につけ克服することができました。

スピーチはやり方次第で何とでも克服することが可能です。

 

現在、平日上場企業に勤務し土日はコーチとして働く起業家です。

この直近15年間で、のべ6,600人の前でのスピーチ、プレゼン、司会の実績があります。

スポーツをこよなく愛する55歳のおっさんで、私自身あがり症を克服しても、人見知りは今でもします。さびしがり屋で人は好きなのに時折一人になりたい性格です。(笑)

現在、企業向けや官公庁向けのセミナーを開催しております。

全国出張が可能です。

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