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仕事でのスピーチ

プレゼンではパワポが最高のカンペになる

2021年3月6日

人前でプレゼンしなくならなくなった時、何日も前からとても緊張してしまいます。原稿を作らないといけない、練習しないといけない、とばかりに気だけが焦って不安も増してきます。ソワソワして落ち着かなくなってきます。

でも大丈夫です!

なぜなら朝礼スピーチのように話す「ネタ探し」に悩む必要がないからです。

なんせ仕事上話したいことは、基本あなたの頭の中にしっかり入っているわけですから。

話し方を知るだけであなたの「作品」も認めてもらいやすくなります。

プレゼンでパワポの便利機能が助けてくれる

特にエンジニアや商品企画をしている人にとっては、毎日の業務の中で生み出した「作品」をどう表現するかなので、それに話しの筋道をつけて言葉としてアウトプットするだけです。

能力はあるのに緊張でうまく伝えられない。それはとてももったいないです。しかし幸いにも、プレゼンをうまくするためのツールが世の中には存在しています。

その代表例はパソコンソフト「パワーポイント」です。外資系企業では、15年以上前から必須ツールとして使われ、今やウィンドウズソフトとしてパソコンに標準装備のド定番になっているのは周知のところです。

使ったことがある人も多いこのソフト。実はあがり症にとっては、最高のカンペになるのです。紙の原稿を用意したり暗記しなくても、その機能を知るだけでプレゼン力は飛躍的にアップします。

今回はパワーポイントのコツと役立つ周辺ツールについてご紹介していきます。

こだわりを持てば、あなたのプレゼンもより強固なものとなり、オリジナリティも生まれてきます。

スライドショーの便利な4つの使い方

パワーポイントを使ったプレゼンは、パソコンを使った「紙芝居」です。それを聞く相手は当然大人ですが、考え方は子供を相手にするのと同じです。専門用語を多発せず、子供が聞いても理解できる言葉で話すことが第一です。

パワーポイントのつくり方やコツについては、別の回でご紹介するとして、まずはその紙芝居機能である「スライドショー」を効果的にする方法についてです。

1.スライドショーの発言者ツール

まずメニューの中から「スライドショー」をクリックします。

すると1ページ目が表示され、左下メニューアイコンが現れます。
その中の一番右のアイコンをクリックしてください。

出てきたメニューの中から「発言者ツールを表示」をクリックします。

すると、プレゼンする人のパソコン画面だけは、現在のスライドと次のスライドが表示されるので、次に何を話せばならないか、頭の中であらかじめ準備できます。(※実はプロジェクターにつなぐと、メニューから選ばなくてもこの画面になります)

それでも不安な人への便利機能があります。

なんと、話したい台本を「カンペ」として表示する機能があるのです。

右側中段「ノート」に台本を挿入しました。これによって、紙の台本を用意する必要がなくなりました。実は紙の台本は、本番ではパソコンを操作しながらなのでうまく読めません。スライドショーを操作しながらでは難しいからです。

パソコンの画面上に台本が表示されれば、操作をしながら読むことができるのです。聞き手にも、台本を読んでいるとは気づかれません。その上、目線が聴衆に向かい、プレゼンに自信が生まれてくるのです。

「ノート」の挿入方法は、マクロソフトの30秒動画が分かりやすいです。

文字の大きさも変えられます。

2.レーザーポインターがついている!

左下のペン型アイコンをクリックすると、メニューから「レーザーポインター」機能を使えます。

現在のスライド画面に赤い丸型の「レーザーポインターが」出現

このポインターは適度に目立つ大きさなので、聞き手からも見えやすい。自前でレーザーポインターを用意してもいいのですが、なんせレーザーは面積が小さくて、離れた人からは見えないのです。

3.プレゼンの構成全体をチェックできる

プレゼンに慣れてくると、全体のどのへんを話しているか確認したくなります。画面には「スライド3/5」と数字表示はされているものの、目で全体像を知りたい時があります。

そんな時は、

左下のアイコン「すべてのスライドを表示する」をクリックすると

プレゼンをしながら、全体の構成をサムネイル表示して確認することができます

4.タイムキーパー機能を使う

プレゼンでは、発言時間が決まっています。事前練習も必要ですが、忙しいビジネスパーソンは、なかなかそんな時間が取れない時もあります。

制限時間内にプレゼンを終わらしたいですが、腕時計を確認する余裕があればいいのですが、話すことに夢中になっているとなかなかそうもいきません。その時は、便利な機能「タイムキーパー」機能を使いましょう。

左上にプレゼン画面に経過時間が表示されているのです。

【まとめ】パワポは最高のカンペになる

Amazon社では、「パワーポイント使用禁止令」が出ているらしいです。外資系ではもうそこまで進んでいるから驚きです。パワポなしにどうやってプレゼンしてるか知りたいぐらいです。

しかし、まだまだこれからもこのパワーポイントは、一般の会社では活躍するでしょう。プレゼンをする際には非常に頼もしい味方になります。

まずは、スライドを作って練習してみましょう。入力さえできれば、使い方はすぐに慣れるので、あがり症を克服する武器になるのは間違いありません。

パソコンを操作しながら話すだけでも、タンタルスピーチとは違い緊張感は和らぎます。

プレゼン本番で、電気系のトラブルでプロジェクターが映らなくて焦らないためにも予行演習は必ずしておいてくださいね。


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この記事を書いた人

森川じゅいち

大阪で創業44年続く「上六話し方教室」の
谷口政明代表に師事したのち、公認
インストラクターとして活動を始める。

スピーチコーチとして、あがり症の人がキャリアップできる話し方を個人向けに伝えています。

かくいう私もじつは高校まであがり症でした。

でも、とある方法を身につけ克服することができました。

スピーチはやり方次第で何とでも克服することが可能です。

 

現在、平日上場企業に勤務し土日はコーチとして働く起業家です。

この直近15年間で、のべ6,600人の前でのスピーチ、プレゼン、司会の実績があります。

スポーツをこよなく愛する55歳のおっさんで、私自身あがり症を克服しても、人見知りは今でもします。さびしがり屋で人は好きなのに時折一人になりたい性格です。(笑)

現在、企業向けや官公庁向けのセミナーを開催しております。

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